アルミケースのアクテック株式会社が毎月お届けする『いれもん通信』です。

青い空、青い海！夜空に輝く花火をよそに、ビールに枝豆！みなさん、夏を堪能されましたか？お盆過ぎれば秋の風とはいうものの、まだ夏の勢いが衰えないでいますが、9月に入れば暦の上では秋です。体調管理に十分注意してくださいね。 ところで、お盆といえば、昔からの風習である胡瓜馬や茄子牛。あの世から早く家に帰ってこれるよう馬を用意し、お別れはあの世への帰りが少しでも遅くなるよう、牛にお供え物を背負わせてゆっくりと帰っていただく。改めてその意味を勉強すると、とても素敵な想いだなぁと思うのです。
そして、夏が過ぎれば実りの秋。食べ物が一段とおいしく感じられる秋です。最近人気の番組に、ものづくり企業を見学するテレビ番組があります。ちょっと皮肉ったナレーションで笑いを誘います。特に食品加工会社の工場見学は視聴率が高いそうです。昔ながらのラムネ菓子の製造工場、コンビニで売っている30円のチョコ菓子など、製品の製造工程がよくわかるテレビです。今回のいれもん通信は、食品製造会社の工場でお役に立っている企業様をご紹介いたします。

今回ご紹介いたしますのは、兵庫県神戸市中央区に本社を構える、ゴム・プラスチック製品メーカーのバンドー化学 株式会社さん(以下バンドー化学)です。神戸の人工島ポートアイランドにあり、神戸空港がすぐ近くにあります。
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バンドー化学といえば、車のＶベルト、土砂などを搬送するコンベヤベルトの一流企業ですが、今回は食品業界で注目を浴びているベルトについてご紹介いたします。

同じ製品を流れを止めずに大量生産できるライン生産方式。ものづくりの工場に行けば、多くはベルトコンベヤやローラーを使って、製品がズラーっと流れる、いわゆる流れ作業があります。完成までに数々の工程を経て、おにぎりや果物の缶詰、ポテトチップスなどになりますが、最後はやはり人の目でチェックします。特に、食品加工企業にとって注意を払わないといけないのが、異物混入です。

万が一、小さなネジが入った場合、一目で見つけることは容易ではありません。摩擦消耗するベルトくずも異物です。そこでバンドー化学では、食品に少ない青色のベルトを開発しました。そして彩度が高い色(鮮やかな色)を使うことで、より見分けがつく色になりました。

ここで、食品の青について・・・食欲減退の色彩心理効果がある青色は、食品にはあまり使われない色です。わざと食べ物を青く色づけると、ダイエット効果があるそうですよ。また、青色の食べ物には毒があると脳が勝手に判断するそうです。だから昔から「青梅には毒があるから食べるでないよ。」と言われているんでしょうね。

今回はこのバンドーブルー製品をサンプルとして展示できるアルミケースのご採用をいただきました。